石見グランフォンド2012実施報告書
1.開催趣旨
自転車というツールを活かし、島根県石見路広域の財産である「道」と雄大な「自然」、コース上で声援する人々暖かさに触れ
地域住民と全国からお越しになる参加者との交流を図り、地域の振興に貢献する事業。
旧石見ライドから石見 グランフォンド に代わり、通算7回目となる2012年の大会は、より地域との連携を深め、おもてなし
溢れる大会となりました。昨年同様1日往還型スタイルでの開催となり、スタート・ゴールは大田市の久手海水浴場。
2.開催概要
大会名 :石見グランフォンド2012
開催日時:2012年5月13日(日)AM7:30〜PM6:30(11時間)
開催場所:島根県大田市・江津市・浜田市・邑南町・美郷町・川本町
コース :200キロ/ 190キロ/ 140キロ コース選択はコース上にて行う
参加費 :8.000円(昼食・補給食・保険料込)
参加資格:健康な人(16歳未満の未成年者および障害者は、成年の伴走が義務。)
大会公式ホームページ:
http://www.plusvalue.co.jp/iwamiride/
備 考 :本年より財団法人JKAの補助事業を辞め、参加費のみで運営を行う
3.開催内容
毎年同様、今回もグランフォンド からイメージされる険しい峠道の連続は、「200キロ・190キロ」コースでは変わらす設定
しており、200キロコースは、累積標高は 3.500mオーバーという、西日本屈指のハイレベルなコースレイアウトに設定。
200キロ完走を目指しても、制限時間に間に合わなければ足切りとなり、自動的に190キロ・140キロに迂回していただく事
になります。一方、140キロのコースは、前半部分からロングコースとは離れ、あくまでも初心者・中級者に向けたサイクリ
ングコースとして設定。コースの選択は事前に申請するのではなく、走りながら選択することが可能。
前年よりも、47名増加し、610名という過去最高の参加人数となった今回の大会は、前日の強風が嘘のように快晴のベストな
コンディションとなった。ブリーフィングタイムには竹腰市長、地元の県議会議員の皆様の応援に駆けつけて頂き、参加者に向
けて熱いエールを送っていただいた。地元久手観光開発協会による、スタート煙火の演出もあって、賑やかなスタートになる。
スタート後、第1エイドステーション、第2エイドステーションと快調なペースで進行していき、コース選択ミスも散見された
ものの、集団を大きく逸脱する方もなく、石見路の素晴らしい景観と走り甲斐のあるコースに、皆満足そうな感じを受けた。
第4エイドステーション以降も、大きな落車も少なく、多くの方がロング
コースを選択され、結果、200キロ完走数は180名越えとなった。
(
※昨年度の完走者数を下回ったのはコース難易度があがった為)
例年以上に、沿道には多くの地元住民の皆様の声援が溢れ、小さなお子
さんや、農作業を手を止めて、応援する高齢者の姿が各所で見られた。
7回目を迎えて、ますます地域に認知され、地域の行事として認められて
きている。参加者には声援の全てが大きな力となったようだ。
結果、大きな事故、救急搬送等のケガもなく、予定通り大会は終了した。自治体、経済団体、久手地区の皆様が事前に協議され
前日受付時には、石見神楽の上演や振る舞いがあった。当日もそうめん提供や海産物の販売等、地域らしさ溢れるおもてなしを
企画実行いただき、参加者の評判も良く、大会を通じて石見地区のPRにも繋がる大会となった。
4.大会リザルト
参加人数 610名 前年対比108.3% 出走数571名 欠席39名
200キロ完走者 181名 190キロ完走者 141名 140キロ完走者 162名 リタイヤ又はコース変更走者 87名
5.都道府県別参加状況
□関東地方 東京都 5名 埼玉県 2名 神奈川県 5名 千葉県 3名 茨城県 1名
合計 16名
□中部地方 静岡県 1名 三重県 3名 愛知県 1名 富山県 1名 福井県2名
合計 8名
□近畿地方 大阪府 24名 京都府 7名 滋賀県 16名 奈良県 3名 兵庫県 30名
合計 80名
□中国地方 島根県 162名 広島県 209名 岡山県 40名 鳥取県 25名 山口県 21名
合計 457名
□四国地方 香川県 4名 愛媛県 9 名
合計 13名
□九州地方 福岡県 32名 長崎県 1名 宮崎県 1名 熊本県 2名
合計 36名
県外比率73.4%
6.事業の評価について
大会終了後、NPO法人サイクリストビュー及び、開催地域の久手地区の関係者及び、大田市の観光担当者を交えて事後評価を
行った。今回は、昨年同様、久手地区の住民の積極的な参画と、大田市の料飲組合さんのおもてなし等もあり、地域をあげて
大会を盛り上げていこうする機運がますます高まっている事が実感できるものであった。
大来年以降も、開催地を変更せず、久手地区の皆様、大田市、経済団体と効果的な連携を図りながら、より多くの参加者を集め
つつ、満足度の高い大会として盛り上げていくことが相互に確認された。
7.大会の様子
写真提供:
オールスポーツコミュニティ
2011年大会の
実施報告書はこちら
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